パワハラから逃れて退職したなら
パワハラから逃れるのは自然なこと
パワハラを受け続けながら会社に勤め続けるのは正直いって不可能に近いです。そのため、パワハラから逃れるべく転職について考えるのは当然のことといえるでしょう。
しかし、就職してあまり働いていない状況で転職を考えると、「すぐに退職したのに転職活動が成功するのだろうか」と考えるのも自然なことです。実際問題、パワハラから逃れることを目的として退職し転職活動を行うことによる成否はいかなるものなのでしょうか。
早期退職でも転職の成功例はある
すぐにもといた企業を退職したことに関して面接で聞かれることは間違いありませんが、短期間で辞めた後に転職活動を行っても成功したという例はいくつもあります。そのため、パワハラに悩んでいる場合は転職活動を積極的に行っても問題ありません。
ただ、転職に関してはいろいろと調べておかなければならないことが多いこともあるので、実際に転職を決断したらしっかりと情報収集を行わなければなりません。基本的には転職サイトに登録して転職先を見つけることが一番の近道ですが、業界動向に関する話題も入手しておくとより転職できる可能性が上がってくるでしょう。
また、面接における回答についてですが、これについても取り繕うことなくしっかりと答えた方がいいです。職場でどのようなパワハラを受けていたこと、短期間で退職することになっても転職活動には真剣に向き合っていることなどをしっかりとアピールしていきましょう。
転職サイト選びのポイント
前述の通りなるべく早くパワハラの横行している職場環境から逃れたい場合、転職を早く行う必要があります。その点を考慮すると転職サイトをしっかりと選ぶことが一番大事になるでしょう。転職サイトにはそれぞれに特長があり、それを見極めて自分に合っているものを見つけていくことになります。
以下に、転職サイトをチェックする上でのポイントを説明します。
求人数の多さ
求人案件の多さに関してもとても基本的なものです。当然求人が多い方が転職先の応募の幅が広がりますので、「どのような業種でもとにかく転職したい」と思っているなら、求人数が多い転職サイトに登録しましょう。
専門性の高さ
元いた企業に就職した理由が「自分の好んでいる業種だった」場合は、やはり同じような業種の企業に転職したいと思われます。そのため、専門性の高い企業の求人を揃えている転職サイトを選ぶことが有力な選択肢になるでしょう。しかし、転職サイトによってどのような業種に力を入れているかは違いますので、その点についても調べておかなければなりません。
転職に関するサポートが手厚いのか
パワハラが原因で退職した場合、転職に際してもいろいろな不安が渦巻いているのではないかと思われます。そのため、セミナーや相談等でしっかりとサポートしてくれる転職サイトを選ぶことも頭に入れておきたいです。
パワハラに耐えるメリットは存在しない
転職をしない場合の選択肢となると、パワハラを我慢する形で勤務し続けるというものですが、はっきり言ってそれだけはやめた方がいいです。上司からパワハラを受けている場合はそのような状況を変えることがなかなか難しいですし、耐え続けることも困難になってきます。
パワハラによって不安障害が発症した場合は心療内科に通院することが必要になりますし、最悪の場合に出社することも困難になるまで悪化してしまうことにもなりかねません。ですから、「転職に不安を感じて勤務を続けていたら、取り返しのつかない状況に」ならないためにも、なるべく早く転職を視野に入れていきたいところです。
本稿で触れたように早期退職をした人でも転職に成功したケースもありますし、パワハラに苦しんだ状況に手を差し伸べてくれる人もいると思われますので、最悪の環境から逃れることを重視して行動してください。