ワーキングマザーが安心して転職活動をするには?
不安は事前に払拭しておく
ただでさえ時間がかかる転職活動。ワーキングマザーの場合は、子供の面倒を見ながら会社を休んで、面接に行く日程を調整して…、と、普通の転職活動よりも難易度が高くなります。このような状況の中で、転職を成功させるための重要なポイントを押さえていきましょう。
転職活動中に不安を抱えるようでは、先行きも明るくはありません。育児との両立はできるのか、子供が風邪をひいた時にはどうするのか、などの不安要素は、「こうなった時にはこうする」といったような形で、ルール化しておきましょう。
面接で育児について質問されたときに戸惑ってしまうようでは、転職の成功は望めません。逆に、しっかりとした解決策をもっていれば、危機管理能力が高い人と評価されるでしょう。
残業の可否は、面接で必ず聞かれると思っておいてください。不採用になることを恐れて嘘を言っても、職場の同僚からの信頼を失い、いずれまた転職する羽目になります。正直に答えるようにしましょう。
「水曜日なら残業可能」といったように、対応できる日があれば伝えることも重要です。たとえそれが週に1日だけだとしても、仕事に対する積極性をアピールすることができます。
自分の能力をしっかりとアピールする
ワーキングマザーの転職では、面接時に必ずと言っていいほど「子供の人数、年齢」や「子供が体調不良になった時の対処法」「前職を退職した理由」「希望勤務条件」を聞かれます。特に、育児との両立については企業も気になるところですから、しっかりと答えられるようにしておきましょう。
面接官がワーキングマザーの採用時に知りたいのは、育児と仕事の両立ができるのかどうかということです。家族や親戚などのサポートが得られるのかどうかという点についても、説明しておく必要があるでしょう。
もちろん、採用された場合に、自分が企業に対して何ができるかをアピールすることも大事です。他の人ではできないような仕事を効率的にこなせるような人材であれば、子育てのために休むことがあってもよいのです。「ワーキングマザーでも、ぜひ、うちの会社で働いてほしい」と思わせるようにしてください。
面接時には、ほかにもワーキングマザーが働いているかの確認もしておきましょう。多様な働き方に理解がある会社かどうかを判断する材料になります。
ワーキングマザーが転職を成功させるには
保有資格をアピールする
国家資格を保有していれば、ワーキングマザーという立場であっても有利に転職活動を進められる可能性が高まります。企業は、同じスキルの人が同時に応募してきた場合、資格を保有している人を採用する傾向があります。これは当然のことといえるかもしれません。
ワーキングマザーが転職を成功させるためには、働き方をよく考えることも重要です。家から近くて残業がなく、正社員として働ける場所。探せばあるかもしれませんが、競争率は高くなるでしょう。転職活動を長引かせるのを避けるためにも、働き方で妥協できる点を考えるというのも大事になってきます。
採用したくなる理由を自分に見出す
ワーキングマザーは、残業を避けるために時間内で集中して業務をこなさなければいけません。時間をオーバーすることなくきっちりと成果を出すワーキングマザーを、高く評価してくれる企業も存在します。
また、出産や育児を経験している人が職場にいることで、全体的な価値観の多様化に繋がります。ワーキングマザーならではのユニークなアイデアを出せれば、面接での評価はグンと上がるかもしれません。
転職エージェントを活用する
時間に余裕がなく育児でも悩みが多いワーキングマザーの就職活動に、転職エージェントを活用するという手もあります。最大手の「リクルートエージェント」には大変多くの案件がありますので、ワーキングマザーの希望に合う求人が見つかる可能性も高くなります。
悩んでいるなら、まずキャリアカウンセリングを受けてみませんか?